ストリーミング注文
ストリーミング注文とは、「成行注文」にスリッページの許容範囲を設定して発注できる注文方法です。
簡単に言うと、実際に表示されているレートで取引をすると言う事です。スキャルピングやデイトレードなどで良く使われ、相場に張り付いてトレードをしている時に有効な注文方法です。
ストリーミング注文の例 (許容スリップと約定の実例)
現在、米ドル/円の表示レートが、(BID) 100.00-(ASK) 100.01 だとします。
その時に、「スリッページ幅2銭」で設定して「買い」を「ストリーミング注文」で発注をした場合の例です。
方向 | 提示レート (実勢値) |
発注時 との差 |
約定するレート |
---|---|---|---|
↑不利 | 100.03-100.04 | 3銭 | 設定幅以上の不利なレートにより不成立 | 100.02-100.03 | 2銭 | 100円3銭で約定 |
100.01-100.02 | 1銭 | 100円2銭で約定 | |
発注時 | 100.00-100.01 | 0銭 | 100円1銭で約定 |
↓有利 | 99.99-100.00 | 1銭 | 100円で約定 |
99.98-99.99 | 2銭 | 99円99銭で約定 | |
99.97-99.98 | 3銭 | 99円97銭で約定 設定幅以上の有利なレートにより成立 |
ストリーミング注文の特徴まとめ
ストリーミング注文の特徴を簡単にまとめるとこのようになります。
1.許容スリップを指定できるので、スリッページを制御できる。
2.現在のレートでリアルタイムに注文ができる。
3.スキャルピングなど相場貼りつき型の短期トレードに向いている。
ストリーミング注文を有効に使うには?
ストリーミング注文を一番有効に使う方法は相場に貼りついてトレードするスキャルピングの時など、今の相場状況を読みながら注文を出す時です。
特にスキャルピングの場合で、市場が混雑している時などスリッページを制御してリスクを限定しながらトレードをしたい時に有効です。