FXのスプレッド・スワップ
FXを始めるのに知っておかなければいけない一番重要なものが、「スプレッド」「スワップ」の二つです。
まずスプレッドは実際の利益、損益に関わり、FX取引でかかるコストの一部なので非常に重要です。また、スワップはデイトレードなどではあまり関係ないですが、中、長期運用をしたいと思っている方には、直接利益につながりうまく利用をすれば毎日お小遣いが手に入るイメージで収入を得る事ができます。
それでは、スプレッド、スワップをそれぞれ簡単に紹介します。
FXのスプレッド
FXにおいてスプレッドは実質かかる手数料と思ってもらえればOKです。
FXでは売値と買値にてスプレッドが必ず発生し、どちらでエントリーしてもはじめからその分がマイナスとして始まってしまいます。
スプレッドが低ければ、単純にこのマイナス分が低くなるので、利益につなげやすくなります。
さらに言うとスプレッドが低ければ、このマイナス分が少ない分、同じだけレートが動いて利益を得た場合にも実質の利益額がこのスプレッド分大きくなります。
このように、スプレッドはFXを有利に進める上で非常に重要な役割を担っているので、FX会社を選ぶ際に必ずチェックしましょう。
FX会社で取引コストはこんなに違う!
FX会社によっては一回のトレードをとっても取引コストが大きく違ってきます。
例えば、取引コストであるスプレッドの差でどれほど差がでるかを業界最高水準の外為ジャパンと某FX会社とで比べてみました。
外為ジャパンはドル/円が「0.3銭」、某FX会社は「1.8銭」です。
と言う事は手数料の差が1.5銭となります。
そして1日に1万通貨で10回トレードをしたとした場合の差は
1万通貨×10回×1.5銭=1,500円(1日)
1,500円×365日=547,500円(年間)
このように、1日でも1,500円、年間では547,500円と莫大な差が出ますのでスプレッドの狭いFX会社を使うようにしましょう。
スプレッド設定が低い(狭い)FX会社
コスト最小 スプレッド 0.2銭原則固定 | コスト最小 スプレッド 0.2銭 原則固定 |
FXのスワップ
FXにおいてスワップとは、スワップポイントと言って、通貨間の金利差から生まれる調整差額で銀行でもらえる金利の様なものです。
スワップはFX会社によって設定が異なりますので、スワップ設定の高いFX会社を選ぶ事で大きな利益を得られるようになります。
例えば1日(1万通貨所持で)「60円」の所もあれば「90円」の所もあるなど様々です。これが100万通貨になれば1日で「3000円」も利益が変わってしまいます。
また、通貨間の金利差なので、取引する通貨によって得られるスワップも違います。
スワップが高いとされている通貨は「豪ドル/円」「南アフリカランド/円」などですが、一般的に「豪ドル/円」でスワップ利益を得ている方が多く、スワップだけで毎月10万円以上を稼いでいる方もたくさんいます。
一点気をつけなければならない点は、所持ポジションによってこのプラスもマイナスになってしまう場合があります。
例えば、豪ドル/円の場合は、日本円は金利が低いので豪ドルを買いポジションで所持している時にプラスとなり、売りポジションではマイナスとなってしまいます。
こちらも金利が変動すれば逆にもなりますので、気をつけましょう。
スワップポイントは一定期間で変動するので、スワップは定期的に確認しましょう。
FX会社でスワップがこんなに違う!
長期運用ではスワップポイントが高い設定のFX会社を選ぶようにしましょう。
スワップが高い通貨ペアである「豪ドル/円」で見た時に外為オンラインが1日「52円(1万通貨)」、某FX会社は「28円(1万通貨)」です。
と言う事は1日で「24円」の差となりこれが100万通貨単位で1年間保持した場合は
2400円(1日)
2400円×365日=876,000円(年間)
このように、1日でも240円、年間では876,000円と莫大な差が出ますのでスワップの設定が高いFX会社を使うようにしましょう。
※スワップの値(2014年8月時点)
スワップポイントの設定が高いFX会社
スワップポイント設定が高い! | スワップポイント設定が高い! |